2017-06

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ずばり斬った

先日取り上げたYahoo!文学賞だが、私の批評を公開しようかと思う。
「審査員はあなたです」とのことなので、ここは1つ偉そうな意見を言わせてもらうことにする。

総評として、6000~8000字という制限のある短編を書くのはやはり難しいものなのだな、と。
文章の内容が軽かったり単調になったりしている作品がいくらか目についた。

では、詳しい批評は続きの欄で。


ずばり斬るわよ。
ということで、1つずついきます。

・夢の演出家  しま☆はるよし
目のつけ所は良かったのだが、これは完全に企画負けである。
夢の持つ不思議さをもう少し表現してほしかった。
おそらく、書いていた本人も苦しかったのではないかと思う。

・キヨコの成分  そらと きょう
豪快なおばあちゃんキヨコのくせの強い性格が様々な人間模様を形成しており、
非情に興味深い展開が期待されたが、いかんせんこの短編には不向きだったのではないだろうか。
キヨコというものが完全に見えないまま、単調に終わってしまった感は否めない。

・アシタ  藤堂絆
立場の異なる3人がそれぞれにストーリーを展開し、最終的にはこの3人が接点を持つというのは
面白い発想であると思う。
背景などもシンプルに分かりやすく書かれているところは賞賛に値する。
ただ個人的な意見として、森山直太朗に頼らないで欲しかった。

・トマト  西山 茜
人間が抱く感情に、必ずといっていいほど存在する表と裏の部分をうまく
言葉に表せているように思われる。
はっきり言って私好みの作品であるのだが、意図的なのだろうか、
句点があまりにも少なく、それが読み手にストレスを与えてしまっている感があった。

・バイバイ、かまどうま  ミナミサエ
おっちゃんのキャラと主人公の抱く素朴な感情とが話の内容をうまく深めていると思う。
しかし、タイトルの「かまどうま」が持つ意味が全く感じられず、
また話の終わり方が、広がりを感じさせようとしている書き方なのに、
それがうまく伝わらないように感じた。
一言で言うと、「惜しい」作品である。


我ながら、かなり偉そうなことを書いていると思う。
しかしこれは審査であり、当たり障りのないことを言っても仕方がないのである。
ノミネートされたというリスペクトを含んでいろいろと言わせてもらった。

以上を踏まえて、私は「トマト」に票を投じました。

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