2017-10

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マーチダさん

本日は、土曜日。
何もなければ大概研究室に足を運ぶのだが、今日は何となくお休みしてみた。
疲れたからだ。疲れた体。
というわけで、時間があるときにでも書こうかと思っていたお話を。
私の好きな作家についてである。

私は、町田康(まちだこう)という作家が大好きなのである。
山田詠美氏の本も、彼とのトークショーがあるというから読み始めたし、
最近読んでる中島らも氏の本も同様である。

町田康は昔、町田町蔵と名乗り、1979年、16にしてINUというパンクバンドを結成する。
今でこそメロディックでおしゃれな感があるが、当時パンクといえば、掃き溜めから生まれた
汚くてひどくて、それでいてエネルギーに満ちた狂気の音楽だったのである。
という解説をしている私も現在のパンクの世代なので、あまり偉そうなことを言えないのだが。
ただ、INUというバンドが現在のジャパニーズ・パンクに多大なる影響を与え、
重鎮的な存在となっているのは紛れもない事実である。

その後いくつかバンドを結成させては解散させを繰り返し、
1992年に「供花」で詩人デビュー。
そして1997年「くっすん大黒」で小説家デビューを果たす。

私はこの「くっすん大黒」から小説は読み始めた。
それが半年前であり、まだそれくらいの期間しか過ぎていない。

くせのある文章だと聞いていたのだが、それはあまり感じなかった。
くせがあるのに、読みやすかったからだ。
一見すると悪文の象徴なのだが、ストレスを感じることなく
リズミカルに体に染み込んでくるのである
まるで、小説を読みながら音楽を聴いているような感覚、とでもいうのだろうか。

それから狂ったように小説を読みあさった。
そして、ある種の恐怖に襲われるようになった。



もう、町田康しか読めない体になってしまうかもしれない



本気でそれが心配になった。
それほどまでに面白いのだ。

そして悔しくなる。
絶対に、この文章には敵わないからだ。
読んだあと、斬って斬って斬りまくられたような壮絶さと痛快さが残るのである。

それが故に一度読んだらもう忘れることができず、実は私も影響を受けていたりする。
なるべく抑えるようにはしているのだが、どうしてもあの独特な言い回しが出てしまうのだ。
このままでは、いつかパクリと言われてしまうだろう。

もしこれから読んでみたいという人があれば、「くっすん大黒」か、
芥川賞受賞作品である「きれぎれ」から入るのがおすすめだろうか。
エッセイもあるが、小説を読んでから手をつけた方がいいように思う。
読んでみれば分かると思うが、小説が手品だとしたらエッセイは種明かしのようなものなのだ。

普通の文庫本は、もう全て読んでしまった。
明日にでも、ハードカバーで出版されている町田作品をまた買いに行こうかと思う。

読んだ人は、「ピジャマ」「シャーツ」「小生」などを使いたくなるのでは。
くせが強いが故に他人にはお勧めしない、という人もいるようですが、
私はお勧めをいたします。

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