2017-06

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災難

それがやってきたのは朝だった。
愛用のノートパソコンたるLet'sくんの電源をカチリと入れ、パスワードを入力し、ログイン。
何ら変わりはない。
そりゃそうだ。
だって毎朝やってるのだもの。

windowsの画面が開く。
メールをチェック。
メーラーのアイコンをクリック。
パスワードを入力。
できない。








は?








もう1度トライ。
大きく、血走った目はまるで砂かけババアのようであり、
そんな目で1文字1文字を確認しながらタイプする。
1文字目はいける。
しかし2文字目がいけない。
いけてない。
渾身の力で押してみる。
無理である。
てか、無理に決まっている。

とはいえ、腐っても理系大学院生であるのは私こと鯉蔵。
ここは理系人らしく、冷静に分析をするしかない。

「メモ帳」を開き、いろいろとタイプしてみる。
どうやら、主に右半分のキーが利かないようだ。
主にと書いたが、それは何故かというと全てというわけではないからであり、
iとoが無理なのにpが押せるなど、奇怪なこと極まりないのだ。
カンマが押せてピリオドが無理だったりするありさまで、このまま英文を書いた日には、
一生終わることのない文章となるわけで、こんなんで仕事などできるはずもない。

ここで違和感を感じた人はかなりするどい。
そう、ログイン時にパスワードは入力できたのである。
そのパスワードには、ログイン後入力不可能である文字も含まれている。
ということは、ログインした状態でのみタイプができなくなるわけで、
物理的な損傷などの線は消える。

この時点で半泣き以上号泣未満な私は今年25歳。
立派な大人としての対応が求められている。
誰に?俺に。

気を持ち直し、鼻水をすすりながらお客様相談センターへ電話。
ここで、お姉さんが対応してくれた。
「ただ今のお時間は大変込み合っております。
いましばらくお待ちになるか、改めておかけになるなどしてください。」

やたらと無機質なお姉さんの声を聞き続けるのは悲しいことこの上なく、
いよいよ号泣しようかと本気で考えたが、3度目のトライで無事に電話が取りつがれた。

昨日までに何をしたか、次々と問いただされる。

何かソフト入れました?
ダウンロードしました?
ウィルス感染しました?
ウィルスソフトはお入れですか?
ウィルスソフト、お入れになる気はありませんか?

何か、どんどん叱られてるみたいになってきた。
ちょっと大阪なまりの太いお姉さんの声は私のM心を・・・
って、くすぶられている場合ではない。
ウィルスソフトは、実は入っていたので、ウィルス、スパイソフトのスキャンを開始。

もう、涙すら出ないかも。
3~4時間くらいそれに費やし、もはや身も心も崩壊寸前である。
それでもやはり駄目だったので、再び電話し、先ほどのお姉さんをご指名である。

お姉さんの口から出た言葉は「システムの復元」
どうやら最終手段らしい。
言われた通りの手順で、マウスをクリック。
手に、じっとりとした感触を覚え、それがマウスにも伝わる。
心なしか、お姉さんの声も震えてきたような気がする。

「押してください」
ごくりと唾を飲み、左クリックを実行。
あとは再起動するのを待つだけだ。

「まだですか?」
中途でお姉さんに尋ねられる。
どうやら、通常よりも時間がかかっているらしいのである。

泣く、泣いちゃう、てか、泣いてやる。
頭の中が様々な「泣く」でいっぱいになり、涙腺が限界を迎えんとしたそのとき、
何事もなかったかのように、いつもの壁紙が目に入る。
windowsが、立ち上がった。

立ち上がれ!
今度は、私が立ち上がる番である。
「メモ帳」を開き、まずは問題のなかった「a」を入力。
これは、できる。

次、先ほどは入力不可能だった「i」を、押す、雄。
下からなめるようにして画面に目を移す。








「i」








とぼけたような面してそいつ、「i」はいた。
iに逢い、愛を感ず!

その後、全てのキーを確認したが、問題は無いようである。
今、こうしてタイプしているわけなのだが、こんなにタイプを楽しいと思ったのは、
生まれて初めてである。

昨日と今朝の間に、システムの大幅な変更があったらしく、
システムの復元が異様に時間がかかったのはそのためだとのことです。
もちろん、身に覚えなどないのですが。

これでまたこのブログを続けることができます。
お姉さん、どうもありがとうございました。
最後の「よかったですぅ~」は一生忘れません。
たぶん!

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テーマ:ぼやき - ジャンル:日記

コメント

ご無事でなにより!

すごいドラマチックですね!!
おつかれさまでした!!!
トラブルシューティングのオネイサンってそんなに優しいんですね☆ちょっと意外。
ワタシも今度頼ってみようかしらん♪

振り返ると

ずいぶん長い文章ですな、これ(苦笑)。
お姉さん、最初はぶっきらぼうな感じだったのですが、徐々に優しい感じになってきて。
きっと私が心を開いたのだと思います。
誰か、私を叱ってください!

まぁ!

鯉蔵さんは私の知らない間に、ずいぶん痛い目に遭われたのですね。
ご愁傷様です。そして、大変お疲れ様でした。
ほんとに元に戻ってよかったですねvv

いやいや

デスクワークだらけの大変な時期だったので、症状に気付いたときは
この世の終わりみたいな感じになってました。
PCに不具合が出ると、どうしてこうも不安になるのでしょ。
ともかく治ってよかったですぅ~。

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プロフィール

大学院博士課程を経て民間企業に在籍中。
この4月で29歳になりました。

鯉蔵

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