2017-06

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


お別れ

新潟駅へ着いた我々家族は、そのままタクシーに乗り込み斎場へ。
しばらくして喪主であるおじいちゃんの一家と合流し、準備を始めた。

来場された人一人一人に挨拶するのだけれども、ほとんどの人は初対面か、物心つく前に会ったことがある人ばかり。
はっきり言って、何をしゃべっていいのか分からない。

肝心の母はというと、懐かしい再会でいろいろと話し込んだりしているようだ。
おばさんとは、目を合わすこともないけれど。
私にとっては、やや苦痛な時間であった。

そうこうしている内にお通夜が始まった。
おばあちゃんとのお別れの時間だ。

遺影をじっと見つめていると、淡く青みがかった背景から、おばあちゃんが飛び出してくるように感じられた。
寝たきりになって、20年。

辛かったことだろう。
悲しいけれど、どこかほっとした気持ちもある。

しばらく会ってなくてごめんね
おつかれさま
就職決まったんだよ
ありがとう

飛び出してきたおばあちゃんに、そう話しかけた。

その後、お棺に入ったおばあちゃんにあいさつをした。
死んだ人を、生まれて初めて見た。
うまく装飾されているとはいえ、お棺に入ったおばあちゃんはどこか安心しているように見えた。

翌日、火葬と納骨に立ち会うこととなった。
これも初めての体験だ。

お骨に変わったおばあちゃんと再会するのは、はっきり言って辛い。
けれど、きちんと説明できないけれど、行かなくてはいけないような気がした。

1つの命の終わりを見届け、命の尊さを知る。
だから、おばあちゃんの死を悲しいだけで終わらせたくない。
骨壷にお骨を移しながら、そんなことを考えていた。

おばあちゃんにとって、どんな人生だったのかな。
特に最後は辛いばっかりだったろうけど、でもこんなに多くの人がおばあちゃんのお別れに来てくれたよ。
おかげで、いろんな人とお酒を飲みながらお話しできたし。

新幹線に乗ってすぐ、喫煙席でもないのに一瞬見えた、不自然な「もや」。
まさか、新幹線までついてきたのかな。
ま、いっか。

おつかれさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
スポンサーサイト


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://koilog.blog26.fc2.com/tb.php/194-18c2738d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

大学院博士課程を経て民間企業に在籍中。
この4月で29歳になりました。

鯉蔵

Author:鯉蔵
*mail and messenger↓
koizo-@ hotmail.co.jp
お手数ですが、@の後ろのスペースを削除して送信してください。

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。